エクシブ売却するのは簡単なのか？

エクシブ売却するのは簡単なのか？

エクシブ会員権ってそもそも売却先がすぐに見つかるのだろうか？という疑問をお思いになる方もいらっしゃるかと思いますが、今日はそんな話をして見たいと思います。

まず、エクシブ会員権を売却しようとすると、なかなか売却できない。という声があったならば、おそらくそれは事実です。一方、エクシブ会員権を売却しようとしたら、すぐに売却先が見つかった。という声があればそれも事実だと思います。

それはどういう事なのか？を今日はお話してみたいと思いますが、まず売却を検討されている方は仲介市場で購入される方の気持ちになれば論理的に理解できるかと思いますので、その辺りの話から始めてみたいと思います。

まず、エクシブにしろベイコート倶楽部にしろ、クラベールに限った話でありますが、購入を希望される方からの問い合わせの９割は１３泊の権利（ベイコート倶楽部であれば１２泊）の問い合わせとなります。

つまりリゾートトラスト会員権を仲介市場で購入検討をしている方の９割ほどの方は１３泊の権利（ベイコート倶楽部であれば１２泊）を探されていると言う事になります。そうなると、もし売却を検討されている方が、エクシブ会員権であれば２６泊（ベイコート倶楽部であれば２４泊）の権利を売却したいとなっても、そもそも購入を検討している方の９割の方には検討の対象にならない会員権である。という事になります。

本当ガックリしている方もいるかと思いますが、そういう事です。

おそらく、過去にクラベールに購入希望のお問い合わせをいただいて、２６泊の権利はやめた方が良いですよ。とお伝えしたのはそのためになります。

つまり、エクシブ会員権であれば２６泊（ベイコート倶楽部であれば２４泊）の会員権はそもそも売却しずらい会員権である。からして出口戦略を考えた時に、非常に売りずらい会員権なので、エクシブ会員権の２６泊（ベイコート倶楽部２４泊権利）を購入するのはお勧めしないという事になります。

次にエクシブなのか？ベイコート倶楽部なのか？については、全体の半分ぐらいの購入希望者の問い合わせがエクシブ会員権であり、半分ぐらいがベイコート倶楽部会員権かと思います。ちなみにデータをとっている訳ではありませんが、それぐらいの割合になるかと思います。

そうなると、一見、エクシブでもベイコート倶楽部でも売り安さは変わらないような気がしますが、エクシブ会員権が鳥羽本館から六甲までの２６ホテルあるのに対して、ベイコート倶楽部は、現時点では東京、芦屋、ラグーナの３ホテルしかないという事になります。

そうなると、エクシブ２６ホテルに対して約半分の購入の問い合わせ、ベイコート倶楽部３ホテルに約半分の購入希望問い合わせがある。という事になります。そうなるとどちらが売却しやすい会員権か？と言われれば間違いなくベイコート倶楽部と言えるのではないでしょうか。

ではホームグランドで考えた場合はどうでしょうか。

ホームグランであれば、数年前に多くいたグレード重視論者はほぼここ数年で消えたような気がします。つまり関東であれば箱根離宮、湯河原離宮などが人気ホームグランドとなり、新しい、近いなどが人気ホームグランドとなります。

また、エクシブにしろ、ベイコート倶楽部にしろグレードが存在致します。

エクシブであれば、Sタイプ、SEタイプ、Eグレード（スイート）あたりまでの高グレード会員権に購入検討の問い合わせが非常に多い事になります。つまり、それらのグレードが人気会員権という事になるでしょう。

一方ですが、ベイコート倶楽部であれば、ロイヤルスイート、ラグジュアリースイート、ベイスイート、どちらのグレードでも購入検討の問い合わせが来るといった感じになるかと思います。

そうなると、エクシブであれば、箱根離宮や湯河原離宮などのSタイプ、SEタイプ、山中湖SVなどの問い合わせが多く、そのため、これらは手放す時も売却しやすい会員権と言えるかと思います。

では、逆に売却しずらい会員権は？と言われると、開業から３０年ほどが経過しているスタンダードグレードという事になるかと思います。クラベールが、これらの売却希望の方には全部の業者に声をかけておいた方が良いですよ。というのはそのためになります。

これらの会員権を売却するのは結構大変です。

そう考えると、冒頭でお伝えした、なかなかリゾート会員権が売れない。というのは事実であるし、すぐに売れた。というのも事実なのは、そういう事なのです。