リゾートトラスト決算発表から見えてくるもの
少し時間が経過してしまいましたが、5月15日にリゾートトラストホームページに決算報告の資料が追加されました。
そこで今日はリゾートトラストホームページの決算報告書から見える今後の施設展開についてお話したいと思います。ちなみにクラベールは証券会社の営業ではないので株価などのお話ではない事を先にお断りします。又、売上や営業利益などのお話はその種の専門の方の意見をご参考にして下さい。株価へ興味がある方は証券番号4681になります。
クラベールが先日の決算資料の中で一番気になった事はエクシブの会員数が昨年と比べると減少しているのです。
昨年3月時点の会員数は以下の通りになります。ベイコートクラブ会員数10646人、エクシブ会員数76546人、サンメンバーズ会員数35103人、ゴルフ会員数31343人、ハイメディック会員数15132人になります。
今年の会員数です。ベイコートクラブ会員数13115人、エクシブ会員数、76517人です。サンメンバーズ会員数34429人、ゴルフ会員数31032人、ハイメディック会員数16473人となっています。
ベイコートの会員数は2469人増えていますが、エクシブ会員数は29人減っています。サンメンバーズの会員数はというと674人減っていますが、新規募集はしていないので毎年サンメンバーズの会員数は減っているのは理解出来ます。
ベイコートクラブは芦屋とラグーナの会員権が販売中ですので、ベイコートの会員さんが増えているのは理解できます。しかしエクシブの会員はエクシブ鳥羽別邸、エクシブ湯河原離宮、エクシブ六甲サンクチュアリーヴィラの3か所のエクシブ会員権も同様に販売中となっているのに何故会員数は減っているのでしょうか。
これは既存の会員さんを新規エクシブもしくは新規ベイコートへ買い替えする営業をしているからです。
例えばですが、エクシブ蓼科を所有しているお客さんがエクシブ湯河原へと買い替えをするとします。確かに営業さんからするとエクシブ湯河原を売ったという事になりますが、リゾートトラスト全体で考えた場合、エクシブ蓼科の会員数が1人減り、エクシブ湯河原の会員が1人増えるという事でトータルで考えた場合会員数はプラスマイナスゼロになります。同様にエクシブ有馬離宮の会員さんが芦屋ベイコートへと買い替えをすると、エクシブ有馬の会員さんが1人減りベイコートの会員さんが1人増えるという事なのです。
あくまで下取りしたエクシブを新規で販売しないと会員さんは増えないのです。
つまり、ベイコートとエクシブのリゾート会員権ですが、トータルすると2240口の会員数しか増えていないのです。
もちろん解約などの案件もあるので単純計算はできませんが、およそリゾートトラストの営業さんの数は約500名ほどですので、一人の営業さんあたりに換算するとリゾート会員権は年間4本しか販売していない事になります。又、注釈のとこに複数会員権保有のお客さんに関しては、それぞれの会員権で1口とカウントしていると書いてます。という事は、エクシブを所有しているお客さんがベイコート倶楽部を購入した場合はカウント計算という事になります。
そのため必然的に純粋に新規で新しくエクシブなり、ベイコート倶楽部を購入したお客様は2240人より少ないという事になります。
一体全体、昨年で新しくリゾートトラストの会員権を購入したお客さんは何名いらっしゃったのでようか。
クラベールも同じ経験をずっとしながら営業してきました。この営業さんの苦しみは理解できます。そろそろ会社全体でエクシブ会員権の販売方法を見直したほうが良いような気がします。
この販売スピードからして横浜ベイコート倶楽部の建設を始めたとすると、新規販売をしている施設が鳥羽別邸、湯河原離宮、六甲山サンクチュアリー、芦屋ベイコート、ラグーナベイコート、横浜ベイコートと6カ所を同時に販売する事になります。
それとも、横浜ベイコートまでオープンラッシュでその後はエクシ山中湖オープンからエクシブ琵琶湖まで期間が開いたようにしばらくは新規施設の開業はしないという事にしないとどこも売れ残るというような状況になってしまいます。はたしてこのような状況で横浜に出来ると言われるベイコート倶楽部ですが、はたして建設を始めるのでしょうか。
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