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2023.12.04

【施設】エクシブ蓼科

学級委員と行くエクシブ蓼科の旅 中央高速編

その時、僕は真夜中の中央高速を走っていた。

なんだか、今日は色々な感情が込み上げてきてダラダラとたわいもない話をしてしまいそうである。

自分の子供の頃を振り返ると、子供の頃は精神的に母親にかなり依存していた子供であったような気がする。一昔前ならマザコンと呼ばれてもしょうがないのかもしれない。自分でも母親に依存していたなー。などと思うのであるが、だからと言って、やっている事はかなり自分勝手な事をしていて、両親にはかなり迷惑をかけて大人になった子供時代であったのかもしれない。

つまり精神的には母親に依存しているにも関わらず、親に対する接し方はお世辞にも良かった。とは言えないであろう。今になってお兄ちゃんと同じように育てたつもりなのに、なんでこうも違うように育った。などと言われるがそれは何故かは僕にもわからない。 

少し話題を変えよう。

僕には18になる娘がいる。幾つになってもうだつの上がらない神様が僕を不憫に思ったのかどうかわからないが、19年前に僕と妻にくれたプレゼントである。

そんな僕にとっての宝物と数年、果たして何年なのだろうか。会えなくなるだろう。ということで、色々と旅立つ準備の合間を見つけて娘との初めての2人旅行に行く事にした。

幼少期の頃の僕とは真逆の成績表をもらってくる娘とは、同じ時代に生まれていたら、絶対、一緒に遊ぶ事はなかっただろう。という女子である。

つまり、休み時間になれば校庭でドッジボールを楽しんでいるような少し元気を持て余している男子達には嫌われそうな、口うるさい学級委員タイプ女子である。

そんな娘でも、共通する事はたくさんある。食の好み。異常に匂いに敏感である事。それと親に対する接し方だ。

とにかく僕の扱いが酷い。家族間では、僕は男性一人という事で家族間でのマイノリティーへの扱いが妻も含めてかなり酷い。人権侵害で訴えたいくらいである。

この2対1の構図は、娘が言葉を話すようになってから、15年程続いたが、いや、今でも続いているが、時折、学級委員は僕に優しさを見せる。

しばらく会えなくなるから、旅行でも行こうよ。と伝えた僕への返事は「この日なら良いよ」と言う今までなら考えられない意外なものであった。

そんな事で僕は今、中央高速を走っている。

100%僕が妥協した日程で2人旅行に同意してくれたのだが、最後に娘に日本の綺麗な景色を見せておきたくて、今、夜中の中央高速を走っている。

車が上野原インターを通過する頃には、隣の助手席に座っている学級委員は眠りにつき、18年間の出来事などを回想しながら、僕は中央高速を走っている。

街灯もない中央高速。

その暗闇は永遠と続くように感じるがそんな訳はなく、車も松本インターを降りた頃に、学級委員は目を覚ます。

トイレに行きたい。

暗闇の中、ポツンと光るコンビニの明かり。

その明かりは僕の感情など考慮する事もなく、明日も明後日も明かりを灯し続けるのだろう。

このコンビニから目的地までは、小一時間ほどの道のり。

おそらく最初で最後の娘との2人旅が始まろうとしているのです。

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