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2025.10.03

【私たち】クラベール

華は何故に美しいのか

散りぬべき 時知りてこそ 世の中の花も花なれ 人も人なれ

あれは2年ほど前であっただろうか。

クラベールブログをスタートさせてから長い時間が経過し、今後のクラベールブログの方向性に悩んでいた時の話だと記憶している。

当時既にクラベールブログは1100回を超え、毎日毎日が題材探しとの睨めっこであった日々を過ごしていた。

それまで、僕は名古屋に行った帰りに桶狭間を見て、ここで今川義元は敗れたのかーなどと公園のベンチに座りながらその公園を眺めていたり、両国に行った帰りには吉良上野介はここで討ち入りに入られたのかーなどと、仕事の合間を見つけてはほぼ誰も訪れることのない観光地を一人楽しんだりして過ごしていた。
その頃に思いついたのが、従来のホテルのお部屋やお食事だけを紹介する宿泊記からエクシブ✖️歴史とかサンクチュアリコート✖️神話などの旅ブログへと変換した頃の話である。つまり、いつからか忘れましたがそれまでのクラベール宿泊記では定期的に更新するのが難しくなっていくのを感じていた頃の話である。

僕は僕なりに試行錯誤をしながらの10年間でありましたが、好評なのか不評なのか読んでいる方がどう思うかはわかりませんが、リゾートトラスト✖️旅の第一作が「リゾーピア別府✖️温泉旅行記」であった。

リゾーピア別府第1章ポカリスウェットと共にはこちら

このクラベールブログは1話書き上げるのにどのくらいの時間を要するのか?

早い時は1、2時間、時々1話書き上げるのに10時間から20時間かかる時もある。

ちなみにであるが本日のブログは1、2時間の方である😆

つまりこのクラベールブログを書き上げる時に自分で言うのもなんですが色々と結構調べる。

ここは触れると長くなる。とかここはあえて触れずに行こう。とか、例えばであるが「佐吉と行くエクシブ琵琶湖の旅」では何故に東と西に分かれて戦うことになったのか?何故、その場所が関ヶ原であったのか?などを調べていくとある一人の女性に行き当たる。

佐吉と行くエクシブ琵琶湖の旅

それが冒頭の歌を読まれた細川玉である。
細川玉と聞いてピンと来る人は多くないかもしれませんが、細川ガラシャと言うと聞いたことはある。なんて人もいるのではないでしょうか。

それでもピンと来ない方も多いかと思いますが、明智光秀の三女である。
つまり1年前の「三成と行くエクシブ琵琶湖の旅」で細川ガラシャについて多くを調べたのですが、ブログ内ではこのお姫様には触れずに行こう。と言う判断でブログを公開したことになるのです。

それは細川ガラシャのゆかりの地を訪れる時間があの旅で割く事ができなかったし、そこについて言及してしまうと話がぶれたり、わかりづらくなったりするからでもありましたが、その場所をいつかは訪れたいと思っていました。

今日、僕は京都駅から姫路行きの電車に乗った。その電車の中でこの場所が近い事を知ったのです。

帰りに時間があったら途中下車してみよう。

明智光秀の三女ということで、僕らにはわからない多くの苦難のあった人生であったかと思いますが、帰り長岡京駅で途中下車してみた。
京都駅からは10分ほどの長岡京駅、多くの人がイメージする京都とは異なる静かな住宅街を、そこから7、8分歩く。

全く京都らしい雰囲気の街ではありませんが、そんな場所に急に現れるのが勝竜寺城、大阪城や姫路城、名古屋城などをご存知の方からすると城というより砦のような規模のお城である。

彼女は織田信長の計らいにより16歳で細川家に嫁に入り、2年ほどをこの城で過ごしたと言われている。その際、信長はこの若い夫婦を見てひな人形のような可愛らしい夫婦である。と言ったそうである。

おそらく彼女にとって人生で一番幸せな時間がこの城で過ごした時であったであろう。それ以降の彼女の人生は歴史を知る人であれば容易に想像できるかと思いますが、それは戦国時代の中に細川ガラシャというクリスチャンネームからも想像できるかもしれない。
ここに来るまで1年かかってしまいましたが、ようやくここに訪れる事が出来たのです。

散りぬべき 時知りてこそ 世の中の花も花なれ 人も人なれ

冒頭の歌は細川ガラシャの辞世の句と言われています。

花は散り際を知っているからこそ美しい
自分もその散り際を知っている

37年の短い生涯は幕を閉じるのです。

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