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湘南物語　やはり買えないDESTINY

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2023.07.15

【施設】会員制ホテル他

湘南物語　やはり買えないDESTINY

パシフィックドライブインから逗マリに一旦戻り帰り支度を始める、なんだか不思議だ。箱根であれば旅行に来た気持ちになれるが、この逗子マリーナはまったく旅行に来た気持ちになれないので不思議である。
これは悪い意味ではない。ちなみにナビをセットすると５０分後には家である。箱根宮ノ下からであれば丁度１時間。週末であれば２泊しても月曜日の朝から仕事が出来る近さという事である。距離的には箱根より若干近いという事である。

エクシブ箱根離宮に週末２泊して月曜日の朝に帰ってこよう。という気持ちにはなれないが、この逗子マリーナなら週末２泊して、月曜日から仕事しても良いと素直に思った。５０分と５０万円である。
他県の方には理解に苦しむかもしれないが、僕にとってはここはそんな場所である。しかも５０分と５０万円。頑張れば買えてしまう距離と金額だから質が悪い。これが地球がひっくり返っても購入出来ない金額と距離とならあっさり諦めるが５０分と５０万円という絶妙な距離そして金額。

そんな事を考えながら、車を走らせげんべいに行ってみた。
お土産に子供と奥さんに安いサンダルを買って帰ろうという事である。こちらのお店は国内で初めてビーチサンダルを製造して販売した事として知られているかどうかわからないがそういうお店である。

この箱根では起こらない感情が何故、逗子では起きるのか少し考えてみた。
多分それは、箱根の思い出の大半は大人になってからの思い出であり、最近の人の多さにも嫌気がさしている僕がいる訳で、その点まだこの場所は鎌倉より西側にさえ行かなければ比較的静かに過ごせる。

５０万円で買えると思った物は幻想であり、お金を払った所で再び手に入れる事は出来ない物だとわかってはいるが、そんな気持ちにさせられるのは、おそらく僕が過ごした２０代３０代に後悔があるからかもしれない。
大半の物がお金で買えると思っていた若い頃より少し大人になったという事なのだろう。

松任谷由実さんの公式YOUTUBE1979年リリースDESTINYはこちら

DESTINYで歌われている安いサンダルはこちらで購入できます。

湘南物語全６話は本日のブログを持って最終回とさせていただきます。

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