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2023.01.20

【運営会社】リゾートトラスト

リゾートトラスト天下統一はなるか

振り返って見ると2000年初頭はまだ、現在と比べれば会員制ホテル戦国時代であった。確かにリゾートトラストは頭一つ抜けていましたが、現在のように他会員制リゾートクラブとこれほど差がつくとは、その頃はまだ誰も思っていなかったのではないでしょうか。
こちらは2001年に開業したエクシブ鳴門本館。エクシブ蓼科、エクシブ初島クラブ、エクシブ鳴門の開業3連発の頃から同業他社と大きな差が生まれるようになったのかもしれません。

紀州鉄道、葵リゾート、エメラルドグリーン、ジャパントータルなどライバルはたくさんいたはずですが、いつの間にか気付いたら、東急との2強体制。東急が片手間程度に会員制ホテル事業をやっている間に、遂に会員制ホテル事業だけでなく、日本国内のホテル売上で西武グループを抜き、日本国内でトップになったのが昨年の事。

この日本国内の会員制ホテル事業がリゾートトラストの独壇場になったのは、企画力と営業力、この2つに尽きると思うのですが今日は、日本国内における会員制ホテルの過去と未来についてお話したいと思います。

そもそも葵リゾートって何?とかエメラルドグリーンって何?という方もいるかと思うので、それぞれ、どんな施設があるのかをご紹介したいと思います。

まず、葵リゾートですが、代表格施設がエピナール那須、1室あたりの募集人数は15名。エクシブ会員権はというと現在は28名と表現する方が正しいかと思われます。

お客さんに葵リゾートの良い点は何か?と聞いた事がありますが、人気のなさだそうです。人気がない。という事は予約が取れやすいという事で、繁忙期もほぼ予約が取れる。というエクシブとは比べられないほどの予約の取れやすさ。という事になります。クラベールも利用させていただい事がりますが、創世記のエクシブを巨大化させた施設と表現するとわかりやすいかもしれません。

次に紀州鉄道、簡単に説明するとリゾーピアぐらいの施設が全国にある。と言った感じでしょうか。施設の老朽化に手を打てなかった感が否めません。もうここから立ち直すのはなかなか難しいでにはないでしょうか。

次にエメラルドグリーンです。ホテルグリーンプラザというホテル名で赤色の屋根にロッジ風の施設が代表施設になります。主にスキーリゾートなどに展開している事が多いのですが、4年ほど前に負債額450億円で民事再生を受けてます。

ジャパントータル
現在は知りませんが、昔はリゾートトラスト同様、激しい営業で勢力を拡大していた会員制リゾートホテルです。一番よく知られているのが下田のジャパントータル。クラベールも子供の頃、日光施設を利用した事がありますが、スケールの大きさと食事の豪華さ及び洞窟温泉の記憶があります。唯一まだ頑張っているのがジャパントータルかと思いますが、最後に山中湖湖畔に新規施設を開業したのは10年ほど前の話になります。

現在はわかりませんが、一度、正規で資料請求した後に、流通で購入すると審査が落ちる。と言われていたり、いなかったり。という会員制ホテルです。もうクラベール抹殺されるな。(笑)まーいいか。

そんなライバルが多数いましたが、自滅したり、時代の流れについていけなかったりといつのまにかリゾートトラストの独壇場になっていますが、約4年ほど前から会員制ホテル事業に参入したのが西武グループになります。正直、クラベールはかなり期待していましたが現在は期待外れと言われてもしょうがないでしょう。

こちらの西武グループが展開する会員制リゾートプリンスバケーションクラブ。もう少し良いネーミングを付ける事は出来なかったのだろうか。

おおよそ3年半ほど前に販売募集を始めましたが計800口ほどを未だに完売出来ていないのは、もう会員制ホテル事業から撤退した方が良いのではないか。と思う売れ行きです。軽井沢浅間ヴィラタイプ168口(完売)、軽井沢浅間ホテルタイプ540口(完売)、三養壮84口(募集中)

サンクチュアリコート日光の販売がスタートして約3ヶ月ほどですが間違いなく既に800口以上は販売しているでしょう。つまりリゾートトラストの3ヶ月の販売口数の方がプリンスバケーションクラブの3年半で販売した募集口数より多いという販売進捗状況。一部屋あたりの募集口数が異なるとは言えどうなのでしょうか。

3年半かけて800口を完売出来ないとなると施設展開がリゾートトラストに追いつくのは絶望的です。新規施設を開業したとしても在庫が残るし、在庫を完売させないと新規施設展開にいけないという悪循環に陥ります。東急との提携をスタートさせましたが、現時点では東急の会員になった方がどう考えても良いのではないでしょうか。傷口が広がる前に撤退するのが良いかもしれません。

次に最近よく目にするのが、株式会社にしがきが運営するマリントピアリゾート。

元々関西圏を中心に10カ所ほどグランデというシリーズで高級貸別荘スタイルの会員制事業を運営しておりましたが、ここにきて関東圏に進出する勢いとなります。2023年だけで富良野、函館、常陸、鳴沢、箱根宮城野と5カ所。2024年には鳴子、那須塩原に2施設、箱根仙石原、淡路島に5施設とまさに戦国時代の織田信長を彷彿させます。
高級貸別荘という事もあり1施設の部屋数自体はリゾートトラストと比べるとだいぶ少なくはありますが、ここ数年で施設数がだいぶ増える事となります。

果たして会員制リゾート事業の下剋上はあるのでしょうか。

プリンスバケーションクラブの公式ホームページはこちら

マリントピアリゾートの公式ホームページはこちら

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