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2025.10.31

【施設】カハラクラブハワイ

振り変えればカハラ

よく人の評価は、後世の人たちが決めるものである。なんて言葉がありますが、これは人の評価に関わらず、会員権に対する評価も同じなのではないだろうか。なんて思う事がある。

もう誰も覚えていないと思いますが、約5年ほど前にリゾートトラストはTHE KAHALA CLUB Hawaiiなんて会員権を販売していた。

このクラベールブログの読者の方でも、なんだその会員権は?なんて思う方が大半かと思いますが、簡単に説明するとハワイにあるカハラホテルの利用権である。

日本人とはハワイがとても好きな民族で、芸能人のお正月と言えばハワイ、ひと昔前の憧れのリゾートと言えばハワイ、毎年、毎年ハワイに行くなんて人も珍しくなかったりするのですが、そんなハワイのカハラにリゾートトラストはホテルを所有している。

つまりこのホテルの利用権(契約期間10年292万円〜)を販売していたのである。(現在こちらの会員権は販売しておりません)

このカハラホテルの歴史を振り返ると、1964年にヒルトングループのコンラッドとして開業し、その後マンダリンホテルに買収され、そこから独立系ホテルを経てリゾートトラストグループのホテルの一つとして現在は運営されている。

当時、クラベールはこの会員権が販売された時に、こんな会員権を買う人の気持ちが全くよくわからない。なんてブログを書かせていただいたのです。

5年前のブログはこちら

つまり、このハワイのカハラホテルはエクシブやベイコート倶楽部とは異なり、誰でもお金さえ払えばその都度宿泊できるホテルであり、しかも会員権を購入したとしても、とても安く宿泊できるという訳でもない会員権なのです。

つまり経済的観点から見るとリゾートトラストにとってはとても良い商品だけれども、購入者の視点から見ると、毎年、毎年ハワイで過ごすなんて人でもその都度その都度、行きたければJTBかどこかでお世話になって行けば良いのではないだろうか?なんて感想を当時のブログに書いていた。

そう、つまり僕は販売日にこの会員権の評価を下したのです。

それから5年、コロナを挟み、円安、円安を毎年更新していくと事情も変わってくるようで、当時販売していた会員権は日本国内向けにアメリカドルではなく円で販売していために、この会員権の購入者は1泊の権利をだいぶ安く購入した事となる。

まー結果論であるが。

当時リゾートトラストにとってとても良い商品であり、購入者にとってお世辞にもメリットの少なかった会員権は、5年が経過した今、この利用権は円安の影響を受けて意外とメリットのある会員権へと変身した。

Toyotaの営業利益が1円円安になると500億変わってくるなんて話を聞いた事がある人もいるかと思いますが、5年前に販売したこの利用権を購入した人達は、カハラホテルの1泊の宿泊権利を結構お得な金額で購入した事となる。

当時リゾートトラストはこの会員権販売で45億円ほど売り上げたと思われますが、5年経過した今その影響はどれほどのものなのでしょうか。

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