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2021.11.17

【運営会社】リゾートトラスト

エクシブ六甲、エクシブ湯河原離宮完売への道 前編

完全に大きなお世話なのですが、エクシブ六甲とエクシブ湯河原離宮。この2つの施設はホテルの稼働率という点に置いては優秀な方かと思いますが、会員権販売として考えた場合はどうなのでしょうか。

先日、リゾートトラストは2022年3月期第二四半期決算を発表しましたが、ますますこの2つの会員権販売が心配になったというのはおそらくクラベールだけかと思いますが、先日のクラベールブログ内でお話したエクシブ六甲とエクシブ湯河原は完売出来るのだろうかという事と共にお話をしたいと思います。

まず、リゾートトラストの決算でクラベール的に気になったポイントを挙げさせていただきます。
①エクシブ六甲、エクシブ湯河原販売が好調?
②既に完売している各ベイコート会員権が未だに販売されている事
③会員数が3527名増加
⑥ホテル会員の約19%がハイメディック会員権所有会員に

まず興味深いのがエクシブ六甲、エクシブ湯河原の会員権販売が復調している事についてお話したいと思います。リゾートトラストの発表では会員権の販売金額では、エクシブ六甲が72,3%、エクシブ湯河原の90%が既に売れています。

エクシブ六甲は全てのお部屋がスーパースイートで48部屋あります。バージョン換算にして、1344口。46億円販売されたという事は約245口販売されたという事になります。又、全体で72%ほどが既に売れているという事なので在庫としてはまだ400口ほどが残っているという事になりますが、これは嬉しい誤算ではないでしょうか。

どういう誤算だろうか。という事ですが、結果的にSタイプが欲しい人はエクシブ六甲しか選択肢がなくなるという状況になったのは嬉しい誤算ではないでしょうか。

つまり以前ですと、エクシブ六甲を販売しようとしても、芦屋ベイコート倶楽部の会員権に流れ、なかなかエクシブ六甲を販売しようとしても、同じエリア内でライバル物件がある事により、なかなか販売が出来ないという状況でしたが、目障りの芦屋ベイコート倶楽部が完売してくれたおかげで、お客さんはSグレードを利用したいとなると、エクシブ六甲しか選択肢がなくなりました。

つまり今まで、Sグレードを利用したいというニーズを叶える事が出来る会員権はいろいろと種類が豊富でしたが、現在ではエクシブ六甲の一択となります。

勿論、新規施設の高山を検討するというのもありますが、個人名義で検討されるお客さんにとっては、どう考えてもエクシブ六甲会員権の方が魅力的であるのは間違いありません。

次にエクシブ湯河原離宮の販売に注目してみたいと思います。

エクシブ湯河原離宮の販売状況は53億円販売している事になっています。全体では会員権金額で考えた場合、全体の90%の会員権の販売が終了している事になっていますが、なんだかとても、エクシブ湯河原離宮販売順調に見えます。ただ残念なのがすごく売れているように見えるだけという事ではないでしょうか。

何故、エクシブ湯河原離宮の販売は好調に見えるのでしょうか。

エクシブ湯河原離宮のSタイプは59部屋。バージョン換算で1652口あります。全部完売すると310億円になります。
エクシブ湯河原離宮のSEタイプは32部屋。バージョン換算で896口あります。全部完売すると124億円になります。
エクシブ湯河原離宮のCBタイプは96部屋。バージョン換算で2688口あります。全部完売すると153億円になります。

つまりエクシブ湯河原離宮の会員権は全て完売すると約587億円という事になるのですが、587億円の内90%、434億円が完売しているという事になります。その434億円の内、310億円はSタイプで124億円はSEタイプという事になりこれらは完売しています。

つまり、残りの153億円の内、93億円が売れていて、約60億円が残っている。これは全てCBタイプという事になります。この60億円はCBタイプ何口分かという事になりますが、約1050口ほどがまだ在庫にある。という事になるのです。

おそらくエクシブ湯河原離宮を単体で販売しているペースは全社で月に10本売れているかどうかのラインかと思います。そんな売れてないかも。(笑)全体の会員権契約額からすると90%販売されていますがこのペースですと完売するには今から10年かかる計算になります。

ではそんなエクシブ湯河原離宮は何故に53億円も販売出来ているのか、それは以前もお話した通りですが、所有者が変わっただけです。(笑)

もともと、Aさんはエクシブ湯河原離宮Sタイプを所有していました。それが新規施設の高山に買い替えをしました。その空いた湯河原離宮Sタイプを元々初島のスイートから買い替えたかったBさんが購入しました。そのため初島スイートに1口が空きました。そこに山中湖のスタンダードを所有していたCさんが山中湖スタンダードから初島スイートに買い替えしました。最終的に山中湖スタンダードはバーション20にリメイクされて、Dさんが購入しました。というだけになります。

これに関しては、サンクチュアリーコート高山の販売がスタートした間もない頃の3ケ月ほど前に触れさせていただいていますのでご関心ある方はリンクを貼っておきますので合わせてお読みください。

その時のブログはこちら

そのため、横浜ベイコートやエクシブ湯河原離宮の完売した会員権が今でも販売されているのです。これは2021年3月末のベイコート会員数が23553人であり、半年後の2021年9月のベイコート会員数が23553人と一人も増えていないのに、ベイコート会員権の販売だけで20億円ほど売り上げている事からもよくわかります。

つまり横浜ベイコート倶楽部ベイスイート換算で200口ほどベイコートは売られていますが、会員さんは一人も増えていない。簡単にいうと、200人前後のベイコート会員さんが高山に乗り換えたという事になります。

エクシブ湯河原離宮のSタイプの会員の中でベイコートをメンバーとして利用したい。というニーズの方を抽出して高山に切りかえる。ベテラン社員にとっては簡単な作業です。

おそらくこのクラベールブログ読者の多くは、なんでわざわざそんな事するのか。と思うかもしれませんが、まーそういう事なんです。

次回はエクシブ六甲、エクシブ湯河原離宮完売への道、後編になります。

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